熱海駅
ここでSuica、TOICA、PASMO等のICカード乗車券をご利用される方にご注意頂きたいのですが、在来線熱海駅はJR東日本管轄でSuicaエリア内です。熱海駅からJR東日本管内の東海道線、湯河原・小田原・東京方面と、伊東線方面はICカード乗車券が使えますが、熱海駅からJR東海管内の東海道線、函南・三島・沼津・静岡方面にはICカード乗車券が使えません。
JR東海のTOICAエリアが函南以西となり、熱海~函南の会社境界区間を跨いでICカード乗車券は利用出来ない形となっています。熱海周辺では御殿場線の国府津~下曽我も同様です。
また三島~修善寺の伊豆箱根鉄道駿豆線もICカード乗車券は使えません。
![ICカードエリア図 熱海駅](http://img01.i-ra.jp/usr/i/t/o/itoline/ICcard.jpg)
熱海駅在来線ホームは3面5線の配置です。
改札口側から1番線(伊東線ホーム)、2・3番線(東海道線下りホーム)、4・5番線(東海道線上りホーム)となります。
乗り換え連絡通路の突き当たりの階段・エスカレータを上ると新幹線ホーム改札口に着きます。
![伊東線ホーム1番線(2001年撮影) 熱海駅](http://img01.i-ra.jp/usr/i/t/o/itoline/001005_1.jpg)
【伊東線普通(伊東・伊豆高原・伊豆急下田方面)】
東海道線の東京方から下り列車が入線出来るので、ダイヤが乱れた時や構内作業の都合上、所定の番線が使用出来ない時には東海道線から伊東線に直通する10両編成以下の普通、特急列車が発着する事もあります。
また1番線から伊東線方面と東海道線下り静岡方面に進出する事は出来ますが、1番線から東海道線上り東京方面に進出する事は出来ません。
夜間は伊東線上り最終1676Mとして1番線に到着した伊豆急8000系がそのままホームにて据え置き入区となり、翌朝の下り初電1621Mまで留置されます。
1番線ホーム上にはNEWDAYSと、立ち食いそば爽亭があり、お腹を空かせた発車待ちの人々の心とお腹を満たしています。
また冷暖房完備の待合室もあります。
2番線は東海道線東京方から下り列車の進入のみ可能であり、東海道線下り静岡方面と伊東線へ進出が可能です。
3番線は東海道線上下方面と伊東線の全方面からの進入と進出が可能です。
下りホーム上には待合室とクレジットカード専用の指定席券売機、Suicaグリーン券売機が設置されています。
2番線(下り本線)
【東海道線普通(沼津方面)、伊東線普通(伊東方面)、特急(伊豆急下田・修善寺方面)】
なお、下りの寝台特急サンライズ瀬戸・出雲号も2番線から発車します。
熱海駅1~4番線は下り方で東海道線下り方面と伊東線に進出出来ますが、下り本線の2番線だけは東海道線、伊東線両方の出発信号機を設置しており、その他の番線は1つの出発信号機に進路表示器を付けています。
左カギ(┓)が伊東線、右カギ(┏)が東海道線への進路開通を示します。
3番線(中1番線)
【東海道線普通(沼津・静岡方面)、伊東線普通(伊東方面)、一部上り方面】
なお現在も1番線で夜間の線路保守作業等がある場合、所定では1番線に留置されて一夜を明かす伊豆急8000系が3番線に留置されます。
4番線は東海道線上下方面と伊東線の全方面からの進入と進出が可能です。
5番線は東海道線静岡方から上り列車の進入のみ可能で、また進出も東海道線上り東京方面のみ可能です。
現在もホーム下り方先端の柵の向こう、嵩上げがされず旧ホームが露出している部分には頭端ホーム廃止に伴うホーム拡幅の名残が見受けられ、ホーム上面の継ぎ足し跡と、拡幅された4番線側と当初から存在した5番線側で異なるホーム端部のタイルが静かに歴史を物語っています。
このホームの上り方先端にはトイレがありましたが、2020年9月6日を最後に閉鎖されました。
またホーム中ほどに待合室、NEWDAYS、Suicaグリーン券売機、クレジットカード専用の指定席券売機が設置されています。
4番線(中2番線)
【東海道線・上野東京ライン(小田原・東京方面)、特急(東京・池袋方面)、一部下り方面】
また伊東線から東海道線、上野東京ライン方面に直通する列車も大半が4番線に入線し、定期の上り特急踊り子号、サフィール踊り子号は全列車が4番線から発車します。
4番線では特急踊り子号の併合作業があります。
先に修善寺からの付属編成が入線し、追って伊東、伊豆急下田からの基本編成が4番線に入線します。
JR東海下り静岡方面の列車は短い3~6両編成での運転です。3番線、4番線ともにホーム中ほど階段付近に停車しますのでご注意下さい。
5番線(上り本線)
【東海道線・上野東京ライン(小田原・東京方面)】
4・5番線はホームの屋根が短く、15両編成で前2両ほどの乗車位置には屋根がありません。
JR東海からJR東日本に直通する臨時・団体列車も多くが5番線を使用しますが、乗務員交代があるので乗降扱いや荷扱いの有無に関わらず熱海には必ず停車します。
臨時快速ムーンライトながら号も運転停車して乗務員交代を行っています。
上り寝台特急サンライズ瀬戸・出雲号も5番線に発着します。日照時間の長い季節は撮影可能な時間帯です。
5番線の隣の上り1番線には185系が停車している時間帯で、熱海で285系と185系の並びが見られます。
上り1番線
なお車両の入換運転の場合はこの限りではなく、中1・中2番線から熱海駅上り方の本線上で折り返し、上り方から上り1番線に入る事があります。
夜間は185系A編成が滞泊しており、それ以外の時間帯は主に分割・併合時の付属編成の留置に使用されています。
かつて熱海始終着の踊り子号付属編成があった時代は185系C編成が留置されていましたが、現在はありません。
来宮方からしか列車の入線が出来ず基本的に使用頻度の低い副本線ですが、臨時回送列車や輸送混乱時など、来宮駅の副本線に置いておけない列車が発生した際は熱海駅上り1番線に留置される事があります。
ホームの真横に留置されてよく見えるので、珍しい車両は人目を引きます。
新幹線ホームについては